こんにちは!!
今回は、「ヌマンシア テルメス」についてご紹介いたします。
リオハ地方のエグレン家のマルコス氏とミゲル氏は、トロで最高の品質のワインを造ることを目指し、1998年にボデガ ヌマンシア テルメスを設立しました。
ワイナリーの名称は、ヌマンシアという町の名に由来しています。
ヌマンシアは紀元前134年、古代ローマ軍による侵略を受け、その武力に激しく抵抗しました。
後に包囲・兵糧攻めにあった住民達は降伏よりも自ら死を選び、その高潔な姿は英雄として讃えられ、ヌマンシアの名はセルバンテスの劇中で語られる程の伝説となりました。
ヌマンシアのワインは、スペイン高級ワインの産地として注目が高まっているトロのテロワールがもたらす、厳選された最高の葡萄から造られます。
1ha当たり2000~3000kg(通常10000kg前後)という葡萄の収量は、世界でも最も少ないレベルです。
それだけ厳選を重ねた葡萄を使用しているということになります。
ボデガ ヌマンシアがあるこの地域では「ティンタ デ トロ」と呼ばれる葡萄品種だけが栽培されており、平均樹齢は50年を超えています。
この品種はトロ地方の特産で、テンプラニーリョ種に属しています。
この葡萄は、収量を低くした場合、果房は大きいものの果粒は小さく、非常に濃い色と強いタンニンが得られるため「黒葡萄の中で最も黒い葡萄」とも呼ばれています。
ブルーベリー、プラム、イチジクのアロマに続き、ブラックペッパー、バニラ、ダークチョコレートの香りが広がります。
口に含むと、しっかりとしたアタックに続き、黒果実の味わいが溢れてきます。
力強い果実、中程度の酸味、細やかなタンニンからフィニッシュにチョコレートやタバコのニュアンスと、フルボディが好きな方にお勧めの赤ワインです。
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