こんにちは!!
今回は、「ジュヴレ シャンベルタン 2016 デュジャック フィス エ ペール」についてご紹介いたします。
モレ サン ドニのワインは、デュジャックなしでは語れない、という程素晴らしいワインを生産しています。
この名声を、ジャック・セイス氏はわずか一代で築き上げてしまいました。
現在はジャック・セイスの息子、ジェレミー氏とアレック氏がそれぞれ醸造と販売を担当し、ドメーヌを実質的に引き継いでいます。
2000年、ジェレミー氏は父のサポートの元、ネゴシアンビジネス「デュジャック フィス エ ペール」を開始しました。
ネゴシアンといっても、単に畑が自分たちが所有していないだけで、畑の管理や手入れ、葡萄の収穫までドメーヌの同スタッフが行っています。
葡萄の購入契約は、量に応じてでなく面積単位のため、収量制限もしっかり思い通りに行っています。
実質的には、ドメーヌものとあまり違いはありませんが、ドメーヌとネゴスで重複するアペラシオン(例えば村名モレ サン ドニ)がある場合は、それぞれ別々に醸造、瓶詰めされます。
デュジャック特有の芳香が立ち上り、幸せと感動の渦に巻き込まれます。
カシスリキュールやチェリーの様な果実香に、新樽熟成によるバニラのアロマが見事に調和しています。
口当たりはソフトでふくらみのある味わいですが、口中に広がるアロマは果実味に富み、スパイシーさも感じられます。
良質なジュヴレ シャンベルタンの個性ともいえる、力強いタンニン分よりも、造り手による豊かな味わいが色濃く感じられるワインです。
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