こんにちは!!
今回は、「サンセール ルシェーヌマルシャン リュシアン・クロシェ 2014」についてご紹介いたします。
サンセールを代表する造り手であるリュシアン・クロシェは、ビュエ村に本拠を置き、200年5世代にわたって代々ワインを造ってきました。
今日ではAOCサンセール域内のビュエ、サンセール、クレザンシィ、ヴィノンの優良なコミューンに35haの葡萄畑を所有し、当主リュシアンと彼の息子で、ドメーヌの醸造責任者を務めるジルが共同で葡萄栽培とワイン醸造を行っています。
ドメーヌが生み出すサンセールのスタイルはいたって現代的です。
フレッシュ&フルーティーなワインを生むことで知られ、立地条件に恵まれた畑を所有していることは元より、葡萄の成熟状況を見計らい、更に収穫は慎重に全て手摘みで行い、同時に選果作業にも厳しい姿勢で臨んでいます。
代々伝えられる醸造技術に加え、近代的な設備を整え、品質重視のワイン造りにこだわっています。
ワインの醸造技術を向上させることは大事ですが、質の良い葡萄を栽培し、更に葡萄の質を見極めることが、即ち良いワインを生むことに繋がると考えています。
畑で良い仕事を行い、良い葡萄を育む姿に、本来あるべきヴィニュロンの姿勢を伺うことができます。
リュシアン クロシェの代名詞と呼べるキュヴェ「ル シェーヌ マルシャン」は、収穫は手摘みで、空気圧圧搾機で圧搾し、ステンレスタンクで発酵を行い、澱と接触させたまま熟成させます。
透明感あるグリーンのニュアンスを伴うゴールドのローブを纏い、杏や水仙、ミネラル香、さらにはオレンジやグレープフルーツなど柑橘系の香りに富んでいます。
力強さの中に繊細な雰囲気を持つワインで、深みのある味わいが印象的な辛口です。
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