こんにちは!!
今回は、「シャトー シャス スプリーン」についてご紹介いたします。
フランス・マルゴーの北西、メドック地区の中央に位置する、ムーリス村にてワイン造りを行う「シャトー シャス スプリーン」。
シャトーの名は1821年、ワイン愛好家のビロン卿がシャトーを訪れた際に、「憂鬱(spleen)を追い払う(chas-se)には、このワイン以上はない」と語った事に由来しています。
シャトーは様々な人の手に渡り運営されてきましたが、1976年に大手ネゴシアンである、タイヤングループに経営権が渡ります。
取締役であるメルロー氏の指示のもとシャトーの改革が行われ、1980年代には同地区においてトップクラスのシャトーとして成長しています。
マロラクティック発酵の後や瓶詰めの前にも濾過処理を行わないという、メドック地区でも珍しい伝統的な手法にこだわりワイン造りを実践する「シャス スプリーン」。
評論家のパーカー氏は「シャス スプリーンは傑出したシャトーである。過去30年にわたって一貫して上質なワインを生産し、3級シャトーと同等の出来だったこともしばしばある」と称賛しています。
透明感のある果実の味わいにバラやカシス、黒コショウのニュアンスが広がります。
タンニンは柔らかく、ビロードのようなテクスチャー。
余韻にブラックベリーのアロマが感じられ、複雑味もありながら全体としてのバランスに優れた赤ワインです。
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