こんにちは!!
今回は、「ラガヴーリン 16年」についてご紹介いたします。
ラガヴーリン蒸留所は、ウイスキーの生産で非常に有名な島、アイラ島の南岸に位置しています。
「Lagavulin」はゲール語のLaggan Mhouillin=谷間の水車小屋が名前の由来。
村には、今も2つの水車小屋の碾き臼の石が現存しています。
蒸留所の創業は1816年にジョン・ジョンソン氏によるもの。
1867年から蒸留所を所有していたローガン・マッキー氏は、甥でホワイトホースの創始者のピーター・マッキー氏が蒸留所を継承。
ラガヴーリンはホワイトホースの主要モルトとしても重要な役割を担っています。
水は背後の丘のソラン湖の良質な湧き水で、水自体に豊富なピートを感じます。
アイラ島の泥炭は海草を豊富に含んでいるため、麦芽には潮の香りや海草の風味(ヨード臭)が移り、それらがラガヴーリンの強烈な個性の元になっています。
舌触りをまろやかにし、味わいにリッチさを加えて熟成させるには、16年の歳月が必要です。
蒸留所には、伝統的な土床の3つの貯蔵庫があり、蒸留酒はオーク材の樽て熟成されます。
強烈な個性を持つアイラモルトの中でも特に個性的なラガヴーリン16年。
ピート香は重厚にして強烈で、ボディはヘヴィーでスモーキーなのにトロリと上品な甘みを持ち、一度飲めば忘れられないほど。
シェリー樽の甘さとアイラの塩辛さが見事に調和した傑作です。
アイラモルトのうち、ラガヴーリンは特に「二度と飲まない」という人と「この旨さは忘れられない格別」と感じる人に、かなりはっきり分かれます。
0コメント