こんにちは!!
今回は、「ジュヴレ シャンベルタン メ サンク テロワール ドニ・モルテ 2016」についてご紹介いたします。
1956年設立。2006年に故ドニ・モルテ氏から、長男アルノー・モルテ氏が24歳の若さでこの名高いドメーヌを受け継ぎました。
13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたアルノー氏は、専門学校を中退した後、ブルゴーニュの超名門「メオ カミュゼ」と「ドメーヌ ルフレーヴ」で修行。
ビオディナミ農法の名手「ドメーヌ ルフレーヴ」で得た経験を活かし、所有する11.2haの畑は極めてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培が実施されています。
醸造法は、原則として完全除梗のうえ、低温マセレーション、発酵容器はコンクリートタンク使用。
1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュを行い、ほぼ100%新樽熟成を行っていた父の時代と変わり、村名クラスのワインで60〜70%まで低下させています。
かつて5つの区画名入りジュヴレシャンベルタンを造っていましたが、その後、「ジュヴレ シャンベルタン メ サンク テロワール」に集約し、現在は3つのキュヴェを主に造っています。
ラズベリーやレッドカラントの様な魅力的なフルーツ香が溢れ、ほのかに感じるパプリカ、ピーマンのグリーンなノート、白胡椒のスパイス香が複雑性を与えています。
繊細な花と野性味を帯びた赤い果実の風味が印象的。
凝縮感のある果実味とキメ細やかなタンニンが綺麗に絡み合い、ヴェルヴェットのような舌触りを楽しめます。
さらに豊かな果実味にスパイシーなニュアンスが加わり、程よく刺激的な余韻へと続いていきます。
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